社会福祉法人みかたこぶしの里

あなたはあなたらしく、そして、より自由を

ケア理念

限りなく家庭に近づける生活の場づくり

1.個別希望を実現にむけてかなえよう

 在宅サービスが充実していたとしても、入居者も家族も一緒に暮らせない家庭の事情が個々にあり、又、現在の地域社会では高齢者の生活を守り切れない現実もあります。
 そのような中、欠けていた部分を何とか補えば事足りるというものでは更々なく、入居前より、その人らしい生活を保障する場としての役割が施設にあると考えます。
 そのためには、十把ひとからげの対応でいい訳ではなく、各人の思い、願いが主張でき、その実現を可能にすべく努力しなければなりません。それがひいては、自己実現につながるものと考えます。

2.Bed is bad (ベッドからの脱出)

障がいは病気ではない・・・目的ある離床にむけて
 後遺症が残ったから、又、充分な体ではないから仕方がないと思いがちであり、更には気分まで落ちこみ、できる喜びを味わえないまま、可能性を捨ててしまいます。つまり、自立の門戸を閉じてしまうことになるわけです。障がい自体は病気ではなく、その障がいに悩みつづけることが病気を呼ぶことになるわけです。
 1日も早く障がいを受容することが要であり、そのためには人の生きざま、努力のさまを確かめることが良き刺激になるものと考えます。
 それらの第一歩として目的をもった離床に努めることが肝心です。

3.排泄にこだわろう・・・自立にむけて

忘れているかもしれない羞恥心をとりもどそう
 排泄におけるおむつ交換の実態は様々な理由で日に2~3度、又、夜間の交換は全くなく、朝みるとびっしょりというのも稀ではありません。
 当初、不快感をしっかり感じていた人も、交換回数の実態を仕方ないと思い、濡れたまま放置されることに慣れてしまっている現実があります。又、交換時に恥ずかしいと思っていたことさえ、世話になるという弱い立場からそんな是非など注文できない実態があります。
 これらが続くと不快感さえ失い、ひいては羞恥心さえなくしてしまいます。
 着替えることの喜びを感じるのが自立であり、プライバシーを確保することは生活が成り立つ基盤であると考えます。

4.一言かけて、笑顔をかけて、すれちがおう

 日々、周囲の一人ひとりの行動を、又その人々をとりまく動きをみるのは敏感です。
 そんな中にいて、自己を見つめるとき、“私”も大切にしてほしいと願うのは人間の常です。
 他の人が濃密なケアを受けたり、そうでなくても声かけの感じに差があると思うと不信感にも似た思いを持つでしょう。一人ひとりの性格、様々な人生の経験がどうあろうと守られる存在であらねばなりません。80余人という集団の中での孤独は耐えがたいものであり、ましてや高齢者の孤独は、人生の絶望をも感じるものです。
 そのためには、日々のふれあいの中で積み重ねが大切であり、まず、一言かけて、笑顔をかけてすれちがおう。

5.明日こそは、明日こそはと伸びる園

 いくら努力しても、いくら代わろうとしても入居者自身にはなり代われません。数十年の人生経験の中で出会った人々、又、会得された数々のもの・・・。そういう中で形成された人生観、価値観を理解し尽くすことは至難の業です。
 でも、入居者の思いに、限りなく近づける努力、判ろうとする努力は大切です。お世話が充分といえるまでには限りがなく、明日こそは、明日こそはと前進あるのみです。

6.悩んだら、迷ったら・・・“入居者の思いに立ち返れ”

 入居者が24時間生活され、又年間を通じて過ごされる中、お世話をさせていただく立場として判断に迷うことはしばしばです。
 そんな折、考えなおすルールは“入居者の思いに立ち返れ”に尽きます。
“私だったらこうしてほしい”ということがお世話の基にならねばなりません。悩んだら、迷ったら・・・人権を重んじて考えたい。
 




※写真は地元小学生・中学生による、サマーボランティアの様子
 

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